2013年8月19日月曜日

相談その5  猫に噛まれて傷だらけの人生は長く続くのか?

悪魔と天使の狭間に生息するコニャンコ族

【なんりから】

先日「猫なんでも相談」
「生後2ヶ月の子猫が凶暴で困っています」との相談を受けました。

その方の腕や足首は傷だらけで、なんとも痛々しい。


「お気の毒に…」

と言いながら、笑いがこみ上げてくるのを止められませんでした(失礼!)。

このくらいの時期のコニャンコは、まだ爪を引っ込めるテクニックが身についていないですからね。


「唇、鼻を狙われます。喉笛を噛まれた時は本気で『助けてー』って感じでした」

あらー、噛みますか?
しかも、柔らかくて、噛みやすそうなところばっかり。

ちっちゃくて鋭いコニャンコの歯が、永久歯に生え変わるのは生後半年から7ヶ月くらいです。

もっとも永久歯になったからと言って、噛み癖が治るわけではありませんが……。

さて、カミカミ怪獣ハチ君をどうしたものか?

いえ、その前に確認しておきたいことがあります。

なんり:噛まれたとき、どのような反応をしてますか?

相談者:キャーッって叫んで、その場で叱ります。
なんり:ふむ、ふむ、そうするとハチ君は嬉しいでしょうね。
相談者:えっ!

自分の他に猫がいなくて、相手は人間しかいない環境。

噛むと大げさな反応がある。
コニャンコにとって、これは面白いことでしょう。

相談者:でも、黙って我慢するには痛すぎます。

なんり:たしかに。では、例えばおもちゃを使って気を逸らしてはどうですか?

私が猫の森オリジナルのスーパーねこ友を振ると、ハチ君夢中で遊び始めました。

おおー、とてつもなくかわいい!

相談者:でも、遊んでいるうちに興奮して、足首に噛み付くと離れないんです。

なんり:では、靴下を履きましょう。

猫との付き合いは、ある意味心理戦。

そして、一歩先行く工夫が不可欠。
やられたら、どうすれば防げるか?と考える。
「大変だー」
「困ったわー」
と問題にするのではなく、その都度新しい課題が出るゲームだと思えば、気持ちも変わってきます。

さて、とは言うもの、すでにハチ君の専制君主化が進んでいます。

このままでは、間違いなく人間はハチ君の下僕となりましょう。

1番いいのは、もう1匹猫を迎えることだと思います。

ハチ君もプロレス相手ができれば、噛み加減も分かるし、多少は社会性も身につきます。
なにより、猫同士が遊んでくれたら人間がラクになりますし。

猫は1匹より、断然2匹のメリットが大きい。

これは生まれてこのかた猫と暮らし続けている私自身の体験からも、自信をもって断言できます。

1.猫:猫仲間がいることで心身ともに健康に育つ

2.人:猫を置いての外出に引け目を感じなくなる
3.猫:猫同士の毛繕いに勝るものなし
4.人:遊びにつきあわなくてもよい

経済的に考えても、食事やトイレ砂などの消費出費は増えますが、丈夫に育つので、長い目でみたら医療費軽減になると思うのです。


では、どんな猫を選んだらいいか?

これはまた別の機会にお話しましょう。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。


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